名義貸しに手を出しそうになる会社の共通点

建設業許可マガジン

ID:23013

この記事はこんな方におすすめです
元請から「早く許可を取って」と急がれている方
営業所技術者や経営業務の管理責任者のところで止まっている方
正攻法では間に合わないのでは、と焦り始めている方

はじめに

名義貸しは、もちろんしてはいけません。
それは大前提です。

ただ、実際の相談現場では、最初から「違反してでもやろう」と考えている会社さんばかりではありません。
むしろ多いのは、許可を取りたい、元請に言われている、仕事を逃したくない、でも要件が足りない、時間もない、どうしたらいいか分からない

――そんな焦りの中で、少しずつ危ない方向に近づいてしまうケースです。

「少しだけ名前を借りられないか」
「一旦だけ入ってもらえないか」
「とりあえず通して、その後で何とかならないか」

こうした考え方は、最初は軽く見えても、とても危険です。
だからこそ今回は、名義貸しに手を出しそうになる会社の共通点について、相談現場の感覚でお話しします。

最初から違反するつもりだったわけではない

名義貸しという言葉を聞くと、最初から悪いことをするつもりだった会社、というイメージを持たれることがあります。

もちろん、故意にやってしまうケースもあると思います。
ですが、相談現場で感じるのは、もっと手前の段階で止まれずに危ない方向へ近づいてしまう会社さんがある、ということです。

建設業許可を取りたい。
でも、営業所技術者が足りない。
経営業務の管理責任者のところで説明が弱い。
元請からは急がれている。
現場は動いている。
売上も落としたくない。

こうした状況が重なると、社長さんの頭の中はどんどん苦しくなっていきます。
その結果、「正攻法では間に合わないのではないか」と思い始めてしまうのです。

ここが、とても危ない入口です。

名義貸しに近づきやすい会社の共通点

では、どういう会社さんが危ないのでしょうか。
実務感として、いくつか共通点があります。

まず一つ目は、元請から急かされている会社さんです。
「許可を取って」
「このままだと次は出せない」
「早くしないと仕事が回らない」

こう言われると、社長さんはかなり焦ります。

二つ目は、要件で止まっている会社さんです。
営業所技術者のところで足りない。
経営業務の管理責任者の説明が弱い。
書類でうまく証明できない。

こうした壁にぶつかると、「正式には難しいなら、別の方法はないのか」と考えたくなります。

三つ目は、相談が遅い会社さんです。
もっと早く相談していれば、別の組み立てがあったかもしれない。
書類の集め方も変えられたかもしれない。
でも、ぎりぎりになってから動くと、社長さんの頭の中は「間に合わせること」でいっぱいになります。

四つ目は、会社の中で誰にも相談できない会社さんです。
社長一人で抱えている。
事務の人には分からない。
家族にも細かく話していない。

こういう状態だと、考えが煮詰まりやすくなります。

“なんとかならないか”が危ない入口です

名義貸しに近づく会社さんに共通しているのは、最初から「違反してやろう」というより、“なんとかならないか”が強くなりすぎていることです。

仕事を逃したくない。
元請との関係を切りたくない。
ここまで来たのに止まりたくない。
そういう気持ちは、本当によく分かります。

でも、その「なんとかならないか」が、
「この人の名前だけ借りられないか」
「少しだけ入ってもらえれば」
「今だけなら」

という方向へ向き始めると、かなり危ないです。

名義貸しは、単なる工夫ではありません。
苦しい状況の中で思いついた“その場しのぎ”に見えても、やってはいけないこと
です。

そして怖いのは、一度この考え方に近づくと、社長さん自身の中でハードルが下がってしまうことです。
「みんなやっているのでは」
「少しくらいなら」
「あとで整えればいい」

こういう考えが出てきたら、かなり危険信号です。

本当に怖いのは相談が遅れることです

わたしたちが一番お伝えしたいのは、ここです。

本当に怖いのは、名義貸しという言葉そのものだけではありません。
そこまで相談が遅れてしまうことです。

相談が早ければ、できることがあります。
資料の見方を変えられることもあります。
要件の整理をし直せることもあります。

今すぐは難しくても、いつ何を整えれば正攻法で進めるかが見えることもあります。

でも、相談が遅れると、選択肢がどんどん減ります。
その結果、「正しい方法」より「早い方法」に気持ちが引っ張られやすくなります。
ここが一番危ないのです。

名義貸しに手を出しそうになる会社さんは、悪い会社というより、焦りと孤立の中で判断が苦しくなっている会社さんであることがあります。
だからこそ、ぎりぎりになる前に相談してほしいのです。

まとめ

名義貸しは、もちろんしてはいけません。
ただ、実際には最初から違反をしたいと思っている会社さんばかりではなく、元請から急かされ、要件で止まり、相談が遅れた結果、危ない方向へ近づいてしまうことがあります。

「なんとかならないか」と思い始めたときこそ、注意が必要です。
そのまま進むと、正攻法ではなく、その場しのぎの考え方に寄りやすくなります。

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ご注意:この記事は2026年5月8日時点の情報に基づいて書かれています。
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。
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